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G1と海外競馬のメモ

有馬記念のラップ推移、ルメールと福永

 

タイトルホルダーのダッシュがイマイチで、その分L12、L11区間に負荷が掛かってしまっている。

前半負荷が高かったからかL9、L8区間は緩まる形。

タイトルホルダーはロングスパートを意識していたのかL7からL4までは平均を上回るが、L3(-1.75%)で息を入れる形で、このタイミングでイクイノックスとボルドグフーシュが一気に上げてくる。

結局、L2で平均を上回るスパートかける展開で、イクイノックスが楽勝という流れ。

L3区間できっちり上げてきたルメール、福永の両騎手はほぼ完璧な騎乗でしょうね。

特に福永騎手の捲りはラスト有馬にふさわしい思い切った騎乗で感動しました。

テンから前につけた馬はチグハグなラップの上げ下げにつきあわされた感じで、タイトルホルダー、ディープボンド、ジャスティンパレスの負け方を見るとやはり消耗大きかったように見えます。

 

タイトルホルダーに乗った横山和生騎手も「ゲートを出て行く出脚が鈍い感じだった。」と言ってるようです。

ラップ評論家のMahmoudさんは、凱旋門賞時からテンのダッシュの鈍さを指摘していまして、今回も出てないとなるとかなり心配な内容になります。

 

あと気になった点のメモです

  • イクイノックスは現役で抜けた存在の可能性が高くなった。
  • ボルトグフーシュは捲りの脚がかなり速く、今回のような競馬ができるなら成績も安定しそう。ただ今回はハマった感じもあるので注意は必要。
  • ジェラルディーナは出遅れたにせよ、4コーナーの動きが悪くズブさが見えてしまった。
  • エフフォーリアは仕上がり甘い状態の中山でこれだけ走れれば来年秋の府中は相当楽しみ。
  • ウインマイティーは3、4コーナー中間で落ちてきた馬の処理と直線でも前壁状態でありながらそれなりに走れたのは立派。マーメイド、京都大賞典の内容の良さがG1でも出た。
  • ジャスティンパレスは上記のように内容悪いとは思わないけど、16番枠のディープボンドとたいして変わらないことを考えると、トップクラスとは言えないのかもしれない。
  • ヴェラアズールは初めてしっかり流れたレースで全く良いところがなかったのはかなり残念な内容でした。