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G1と海外競馬のメモ

ジャパンカップのラップ推移と感想

ドスローの中でL3から綺麗に加速していく形のスパートになっている。

L1の落としも非常に少ない。

 

ほとんどの馬が余力ある中で非常にタイトな直線。

外国人ジョッキーの手腕がもろに出たレースになりました。

特にヴェラアズールのムーア騎手は、内の密集してるところを冷静に追い出しを待っての最後差し切りは上手いの一言。

英国の少頭数競馬でトップに立ってる腕をまざまざと見せつけましたね。

 

シャフリヤールは2400が最高に向くみたいです。

個人的にスローだから今回も怪しいと思ってましたが、2400で綺麗に加速していく展開だと末脚勝負でも十分トップクラスということでしょう。

しっかり控えるように指示したであろう陣営の勝利でもありました。

 

デアリングタクトは高速府中で大幅に上昇です。

府中は絶対合うと思ってたけど、ここまでの瞬発力を未だに発揮できるとは驚きでしかありません。

ここ最近のG1成績を見ると、外国人騎手と日本人騎手の折り合い能力ってかなり差があるんじゃないかと言われても仕方のない結果になっています。

 

ダノンに関してはダービーと同じような負け方でした。

前走はがっつり抑え込む競馬をしましたが、今回は積極的に少し出して仕掛けも早かったですね。

秋の成長を期待したんでしょうが、天皇賞秋は特殊なL2スローレースなだけあって、春の弱点はそのまま残っていたようです。

 

外国勢に関してはL1が104.13%で10年からのデータだと一番高く、L1の落としもほとんどないという最悪の展開になりました。

オネストはどん詰まり、グランドグローリーも上手く外出せなくて下手な騎乗ではありますが、こういう競馬になること自体が瞬発力不足でもあると思うので、まあ力負けと認めざるをえない結果ですね。

個人的に前受するシムカミルに期待してたのですが、結局アウェーの中で自分から積極的に動くわけにもいかないので、こういう前受けタイプはJCじゃどうしようもないのだとわかりました。

そもそも化け物クラスだったはずのエリシオですら微妙だったのにこのクラスに期待するのが馬鹿だった。

 

あと、オネストとグランドグローリーが共にゲートからきっちり出たのにはびっくりしました。

欧州で追い込みしてるからって日本でポジション取れないってのも違うようなので今後も難しい予想になります。