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G1と海外競馬のメモ

弥生賞の回顧、この世代も残念?

最初速くて、L6+L5もしっかり締まり、最後落とす前哨戦としては流れたレースになった。

 

出負けして後方にいたコスモキュランダが少しずつ上げて押し切る上々の競馬。

シンエンペラーはルメールによって内に閉じ込められて仕掛けも遅れてしまった。馬場悪いところ通されたことを考えると、勝馬と差はない内容と言っても良さそう。

トロヴァトーレとダノンエアズロックは逃げたシリウスコルトの3着や、もっと馬場悪いところ通された2着のシンエンペラーを考えると、よほど体調が悪かった以外は言い訳ききそうにもない負け方になってしまった。

 

4歳牡馬の出来が相当悪いと言われてるけど、この世代もドスローの共同通信杯勝ったジャスティンミラノが怪物でもない限りはかなり苦しそう。やっぱりディープやキングカメハメ産駒が消えて日本競馬のレベルは数年低調になるかもしれない。

サウジダービーの回顧、フォーエバーヤングのテンのスピード不足

去年ほどテンから速すぎとはならなかったものの、典型的なマイルの超前傾レースになった。

フォーエバーヤングはテンがイマイチで2F目が10.4とかなり速く入った影響もあって手こずった感じ。普通に控えてたらもっと楽に勝ててたんじゃないかと。能力的には相当高そうですが、今回は最初のスピード不足とキックバック嫌がるような外々の進路取りになってしまったので、差し競馬にしてもインが絶対のケンタッキー向きではないと正直思ってしまった。

サウジカップの回顧、とんでもないハイペース

 

去年のサウジカップで「パンサラッサがレース破壊するレベルの驚愕ラップ刻みやがった!」と良い意味で笑っていたのですが、なんと今年も馬場を考慮しても前年以上の超ハイペースになりました。

アメリカでもあまり起こらないようなハイペースがサウジとドバイでここ数年連発していまして、日本馬の成長+慣れてない競馬場でのペース配分をうまく調整できないのかもしれません。

 

こうなると後方の馬がやはり有利で追い込みをしたセニョールパスカトール、ウシュバテソーロのワンツー。差は仕掛けの分なのでウシュバの逆転も十分ありそうな感じ。

 

アメリカ馬の底力としては超ハイペースの先行組が3,4着に残ってることです。

逆に言うとデルマソトガケは真っ向勝負でアメリカ馬に先着されたわけで、少なくとも1800だとアメリカのトップクラス相手だと分が悪そうでここは少し残念。

 

BCクラシックをハイペースで押し切ったホワイトアバリオは良いところがなく10着惨敗。2000mのハイペースに強くても今回みたいな前半から10秒台刻むようなマイル型のハイペースには対応できないタイプなのかも。メトロポリタンHでもコディーズウィッシュに完敗していますし。

 

次のドバイWCでもアレイビアンナイトが参戦したらまたレースが壊れるレベルのハイになる可能性もあり、今回と同じような決着になっても驚きません。

フェブラリーSの回顧、超ハイペース

好スタートを決めたドンフランキーに有力どころのウィルソンテソーロ、イグナイター、ドゥラエレーデなどがプレッシャーをかけてかなりのハイペースになる。

その中で勝馬のペプチドナイルは4番手から横綱相撲で押し切った文句なしの完勝だった。マイルのハイペースに抜群の適性があるみたいなので海外遠征も面白そう。

ガイアフォースはハイペース専でダートでも強さを見せ、他もペース的に追い込み馬が目立った形になった。レッドルゼルは絶好の展開だったけど年齢のせいか弾けきらず。

ミックファイアにとってはあまりにもペースが速く、内枠に当たったのもあり上手く追走できなかった。7着とそれなりの結果なので大井の2000mならまた巻き返してくれそう。

ウィルソンテソーロも8着は悪くなくドバイワールドカップの叩きと考えたらペース的にも良かったと思う。

東京大賞典の回顧、スローのロンスパになる


テンの2Fは速かったがそこから緩めて、ロンスパ気味の展開。

 

ウシュバの決め手が目立ち、2-4着の実力はそれほど変わらないという感じ。

もちろんウィルソンテソーロのテンの積極性、中間緩める競馬は見事だった。

 

今回はとにかくキングズソードが残念だったに尽きる。

内枠だから仕方ないところもあるけど、ポジション取りきらずにミックファイアにも閉められて動けいない位置になったのはがっかり。直線勝負だとウシュバテソーロ相手は分が悪すぎる。こういう前走と全く違う騎乗見せられると騎手の差と言われても仕方ないと思ってしまう。

 

 

ホープフルSの回顧、牝馬のレガレイラの完勝

1番人気だったゴンバデカーブースが回避とメンバーは少し寂しい。

ペースはミドルハイ、前にいた馬の力不足もありL3L2緩んで、最後は加速ラップになっている。力がそれなりにあれば、前が不利ということはなさそう。

 

レガレイラが直線異次元の脚で追い込んで解消。ラップ配分的にもこの馬の位置取りが一番良かったと思う。オークスでの最有力は間違いなさそう。

シンエンペラーは直線入る前に手前が変わって少し膨らむロスがあった。前回と違って今回は厳しいペースでの積極策でいい走りができたので今後更に期待が膨らんだ。

ミスタージーティーは直線ほんの少ししか追えていない。ゲートで左に膨らむ癖もありそう。

有馬記念の回顧、ドウデュースの素晴らしい瞬発力

ミドルペース。

タイトルホルダーが中間しっかり締めて、L5だけ息入れる形。後続はついて行っておらずミドル判定。

ドウデュースが600m手前から一気に前に取り付き、スターズオンアースを競り落とす競馬。とにかくゴーサイン出してからの脚が速いので、小回りの方が良さそう。ミドルまでなら現役トップクラスで瞬発力が優れている分ほんの少し抜けてるかも。

スターズオンアースはテンの負荷が緩いので先行したのは大正解、3コーナー入りでラチに当たったのは着差を考えるとかなり痛かった。決め手がないので強いけど勝ちきれないというのが続きそうではある。

タイトルホルダーは中間締めて本来の走りができた。テンのダッシュ力が鈍ってる分粘れなかった感じ。できることならジャパンカップでこれやってほしかった。

ジャスティンパレスはコーナリングがどうしても苦手なので最後方に下がった時点で万事休す。

タスティエーラは瞬発力不足もあり最後詰まってしまった。

ソールオリエンスも内から工夫のない競馬。皐月賞圧勝してるけど、中山で良さが出るタイプでなさそう。3歳世代がやはり弱い。

ディープボンドはポジション取らず、後方のまま終了で2週連続マーカンドの冴えない騎乗になった。