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G1と海外競馬のメモ

ジャックドールの騎乗の何がダメだったのか

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3Fの入り順

derbyroomさんがもう暫定ラップを公開してくれています。
ジャックドールL4個別ラップは12.0-11.1-11.1-11.5なようです。なんとL3で一気に0.9秒も上げていますね。
2000mばかり走っているので他のレースとも比較してみましょう。
そのまま載せるだけでは芸がないので%表示にしますが、2000mのL3上げ幅順でソートかけると、なんと今回が一番大きな値となりました。

2勝クラスの浜名湖特別や覚醒前のプリンシパルSより一気に引き上げているというのは驚きですね。非常に非効率なラップです。

何でこうなってしまったのかですが、2Fの入りが23.5で天皇賞秋史上2番目に速いラップだったというのがあります。
藤岡騎手的には「ここで掛からないように綺麗に出してあげればバビットが厳しいペース刻むはず…」的な考えだったんじゃないかと勝手に推測しますが、やはりこれが非常に甘かった。
バビット展望でも触れたのですが、この馬は先頭立つと明らかにブレーキ掛けるタイプの逃げ馬だという傾向がはっきり出てましたからね。

この馬の後ろに入って動けなくなるってのは、はっきり言うと単に相手の特徴把握してなかっただけです。

大阪杯の序盤の雑な出し方がトラウマになり、今回は最初の100が微妙な内のパンサと外から来るバビットを警戒して守りに入ってしまったのでしょうか。

本番で指数低い馬の後ろに入るのはリスキーなのですが、藤岡騎手は狭いものの見方しかできなかったようです。

だいたいジャックドールってズブズブの大阪杯札幌記念でも強さ見せましたが、府中で期待されていたのは金鯱賞のように高い追走ペースから緩やかなスピードアップするようなレースだったはずでしょう。
それが蓋開けてみたらスローペースの追走で、一気に引き上げる瞬発力勝負戦に持ち込んでるわけですから藤岡ジョッキーに対する批判がやまないのは正直仕方ないところだと思います。

レース後の「ペースは合ってた」というコメントも良くないですよね。ジャックドールのストロングポイントを全く認識してないかのような発言でがっかりしてしまいました。
とにかく大阪杯に続いての致命的なミスと言っても良い騎乗ですから、G1勝てないジョッキーにはやっぱり理由があるんだなというのを再認識してしまいました。